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2021年01月21日
ハーフケシのサンドブラスト(公共施設ガラス)
サンドブラストで平彫りというシルエットを残す技法ですが、今回はケシではなくてハーフケシ。
ハーフケシ、パラケシとも言います。今回はケシの50~60%位のケシ。
100%ケシの場合は、そのままですと手あかなどの汚れが付きやすく、汚れ防止加工をしますが、ハーフケシは汚れが付きにくいです。
ハーフケシなのであちら側が見えます。
大きさは1400x800くらい、公共施設の外部サインに使われるので、強化ガラスです。
この大きさですと手加工での表現なので、全体を均一にするのはかなり難しいです。一発ではきれいには表現できません。何度も何度も徐々に濃さを確認しての加工です。
シンプルだから簡単、なのではありません。
ラジオから夢を語る番組をやっていて、自分の夢を振り返ってみました。
小学生の頃の夢は、造船技師、中学生の頃はミュージシャン、高校生の頃はわらしべ長者・・・
厳しい氷彫刻の修行中は、渓流の石、もう人間ですらありません。
そして今の夢は、だた穏やかになること。
友人のテミヤンの歌を聞いて以来、強くそう感じています。
彼の詩の内容は、沁みます。