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2020年03月10日
筆文字エッチングガラス(店舗ガラスサイン)
かすれた習字文字の彫刻の質問で、提出した資料の一部。
こちらは裏から文字を深く彫って、彩色してライトアップしています。
ガラスの色材は、ガラス専用のものを使わないと剥がれます。これは紙や木と違い、ガラスは色が浸透していかないためです。ですのでガラス専用色材は、ガラスに食い付く、というニュアンスが近いです。
このガラスサインはワイド140センチx高さ70センチくらい。
文字は爆笑問題の太田の父親が、初めての店舗を設計した時に書いたそうです。
透明残しで表現した筆描き。丸が80センチくらい。この他に三角と四角と3連でした。名古屋に嫁ぎました。
透明残しでベースを消す場合、1ミリほど彫り下げると立体感が感じらます。その場合、均等に1ミリ彫り下げていかないと、凸凹になっちゃってオジャン。体力仕事です。
これはショーケースに中に置くので、20cmくらいと小さいです。
サントリー「響」、写真があまりきれいではないですが、文字はかなり深く彫っています。
筆文字の場合、ぼぼすべてハンドカットで表現しますので、カッティング勝負です。