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2020年02月28日
文字サンドブラスト(建築ガラスサイン)
九州へ送りましたガラスサイン、無事取付完了、の写真を頂きました。
IS社OMご夫妻、ありがとうございます。これからもガラス、ミラー、ステンドなどお気軽に質問ください。
外部なので金物はステンレスです。ベースにステンレスの板をつけています。
こちらは工房で制作中の時の写真。
文字の場合、深めに彫刻しますと高級感が出ますが、深さは文字のライン以上には彫れません。
こちらはミラーの裏から彫って、朱色と白を彩色します。裏加工なので表面はフラットでクリーニングなどが容易になります。
アートガラス、特にサンドブラストやエッチングガラスの仕事では、必ず文字の仕事の依頼はあります。
現在はパソコンで版下を作り、特殊なマスク材で多くの工房さんで制作していますが、大きな文字の場合、フィルムでは限界があるのでハンドカットになります。
自分が学んでいた時代はパソコンなどなく、文字は手描き、アナログの時代。そのためレタリングの授業は好きではなかったのですが、今振り返ると学んだ知識がとても役に立っています。
コンピューターなんて言葉はなくて、電子計算機、テレビの映像では穴が開いた長い紙が出てました。でもなにかと好きな時代です。
参考で漢字のすべての要素、つくりが入っている漢字は「永」の文字です。この永がうまくレタリングできれば、他の文字も上達できます。
文字で難しいひとつ、レイアウト、並べ方。画数が多い漢字と少ない漢字、または仮名文字の並びをきれいにレイアウトしたい時は、目を細めて文字を見れば、文字だけが見えてレイアウトしやすくなりますよ。