BLOG
2020年01月14日
ドアエッチングガラス(建築・店舗エッチングガラスアート)
店舗入り口のエッチングガラス、金彩仕様です。
枠も金色でかなり派手ですがその店舗のコンセプトで、設計からのデザイン仕様は様々です。
今回は流れる帯状を段々で彫り、ベースの一部を透明に残して全体をフッ酸加工しました。手間と時間は必要ですが汚れ防止などメリットは多々あります。
指示された一部透明部分を作ることで、圧迫感が和らぎ店内の空気感がわかるという安心感も出てきます。
ガラスに金や銀また色を付けたい場合、通常のラッカーなどではガラス素材が色を浸透させないので、剥がれが生じます。
ガラスに彩色する場合は、ガラス表面に食つくような性質のものとなります。かなり特殊な色材で、主色+メディウム+硬化剤など数種類の素材を混ぜて作ります。
金、銀は粉、金粉銀粉です。それを溶かして濃さなど調整して、薄く彩色してある程度固めて、また薄く、3~4回重ねていきます。一度で塗っちゃおうとすると、失敗します。
慣れてくれば、濃淡や希望の色を調色するなどが出来ます。ただ外部では対候性の関係で、色材はお勧めできません。
対候性の問題では、メーカーのカラーガラスやミラーも外部は仕様不可です。