曲線幾何学エッチングガラス (店舗アートガラス)
お盆期間、お店がお休み中に店内リフォームを進めることは建築内装業界ではノーマルなことです。
本日、お盆期間なので銀座の街や行き帰りの道路は空いていて快適なのですが、7丁目8丁目はこの期間に仕事をする内装関係者で駐車場はどこも満車状態。
銀座や六本木、原宿などの街では、駐車場も選ばないととんでもない金額になるので、お手ごろ価格の場所から埋まっていきます。
一日仕事をして駐車場の清算機の表示が1万円~2万円オーバー、なんてことになります。多くは千円札しか使えないこともありますので、コンビニでそれほど必要でない買い物して、千円札揃えたり、もう大変。
ですので慣れてくると、少し遠くのお手ごろな駐車場を使います。または路駐の1時間300円パーキング。携帯を合わせて1時間ごとに少し出し入れして、300円を入れ続けます。でもこれがなかなか人気で埋まっているんですよ。あちこちで少し出し入れしてる。
今回の希望は細い曲線ライン、1ミリ巾1,5ミリ巾2ミリ巾の3パターン、ハンドカットなので曲線ラインは細いほど踊ってしまいやすく、神経を使います。あまり派手にはしたくない、という宿題。
店内のイメージに合わせて、ベースはシルキーな細かいくもり、フロストガラスを作りました。このベースは品がありますのでよく使います。ただ特殊なので、限られた専門メーカーでしか、シルキーなケシは扱っていません。
間仕切り壁にガラスを差して、立たせます。自立、と言います。けっこうコツがいる施工技術です。
希望でガラスの上辺が波状、ガラスの高さとデザインの高さを合わせないときれいに納まりませんので、0,5~1ミリほどのゴムを敷いて調整します。
今回のオーナーのテーマはあまり派手にはしたくない、と言う事。クラブでも銀座と六本木では、やはり全体のイメージ感は違います。
エッチング彫刻から設置まで、神経を使いましたが、ガラス高さ、デザインときれいに合ってくれました。