BLOG
2019年06月20日

マス深彫りサンドブラスト(建築エッチングガラスアート)

サンプルを提出したマスの超深彫り仕様、1枚現物制作です。ワイドは150ミリですが長さは2,3mほど。2cm角のマスを1,2,3ミリ彫りこみます。

デザイン的にシンプルなのですが、技法はシンプルではありません。特に1,2,3ミリのマスが隣合わせなので、彫る手順を考えていかないと、うまく彫れません。写真的に地味ですが、植物などに比べるときれいに彫るのは数十倍難しいです。

サンドブラスト、エッチングガラス業界では、深く彫るのが機械彫りで基本0,5ミリ、ハンド技法で1ミリほどなのですが、3ミリは当工房では問題がありませんが、2cmマスで隣り合っていると、とたんにハイレベルな技法になってしまいます。

明日納期期限提出ですが公共的な設置場所のようですので、どうかなぁ~、どうだろうねぇ~、と言っても、これ以上は出来まっしぇん。

違う公共的な建物のエントランスのデザインで、エッチングアートガラスで使おうかと検討している、よく書くスワロフスキー材のカラーバージョンサンプル。

100色くらいあります。すごいのが、1ミリほどの小さなガラスでも、きれいに面取りカットされて、ダイヤモンドでしたら価格が高いですが、スワロフスキーは現実的なお値段で、カットできる技法。

また色はガラスに溶かしているということ。多くの色ガラスを溶かしている窯があるということ。

この2点、ガラス屋としてはものすごいことなんです。特に日本は溶かしたガラスの設備が寂しい環境。木と土と紙の文化なので、溶かしたガラスの設備はまだまだ。溶かしたガラス、ホットワークと言い、我々の仕事の熱を使わないガラス仕事を、コールドワークと言います。コールドワークで良かったよぉ~。

もっとも、スワロフスキーの海外工場、厳重で製作工程はまず、見れないそうです。

当工房は、見せなくてもいいものまで見せちゃうからなぁ~・・・

たとえば、こんなの。