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2018年05月16日

滝のエッチングガラス(建築・住宅エッチングガラス)

様々なイメージのご依頼がありますが、今回は水、滝のイメージのアートガラスのご紹介を。

サンドブラストという技法は基本、マスキングをして彫る対象のラインをカットした部分を彫っていきます。ですので水や空気、風などライン(線)で表せないものは、無理にラインで彫ろうとするとマンガちっくになってしまいます。

このような水、空気、風はイメージで制作する方向を考え、次にどうすれば表現できるかと技法を考えます。

このアートガラスは滝のイメージ。滝の有名な画家さんがいたことを思い出して、資料などジィ~と見ながら、頭の中でグルグルグルグルと四六時中、考えます。

ガラスは高さが2,7mと大きいので、迫力のある水が落ちてこなければ、重厚感とインパクトはない、と感じて今までの技法の経験と新しい技法の合体で彫刻しました。

今回は全面に水が落下してほしい、との設計希望。

LEDの照明で照らされると、光の陰影が出来、「ザァー」と滝の音が聞こえてくるような、インパクトが出来たと思います。

と、文章では書いていますが、試行錯誤から完成まで4ヶ月ほど必要でした。

でも、苦しんだ分、これでまた工房独自の技法の貯金が出来ました。